ガラクタの中から見つかったおもちゃのようなデジタルカメラ。そのデザインは非常にシンプルで美しく、胸のポケットに入れて散歩に出かけたくなる感じ。
右は 2010 年発売のペンタックス Optio H90、左は大きさ比較のための iPod shuffle。
maxell WS30 SLIM
maxell WS30 SLIM は 2001 年に発売されたデジタルカメラ。
2001 年といえば 2001 年宇宙の旅、おまけに Kid A より新しい。つまり最先端ということではないか?どんな画質なのか非常に気になってきた。
ちょっと過去に行ってくる
この WS30 SLIM、USB 接続ができるものの USB A (オス) - A (オス) という特殊なケーブルなので探すのに一苦労。
そして Windows 10 に接続!
ストレージとして認識するかと思いきや、ドライバが見つかりませんと怒られる。どうやら専用のドライバを使わないとデータの取り出しができない模様。
メーカーのサポートサイトは消滅しておりドライバのダウンロードは不可能だったが、ラッキーなことに Internet Archive にドライバが保存されていた。
が、当然のことながら Windows 10 だと動かなかったので倉庫から Windows XP を発掘してきてインストール。
ちょっと撮影してみる
maxell WS30 SLIM
2001 年で記念撮影。
これが最新の技術力、35 万画素だ!
解像度は 640 × 480 ピクセルということで色々なものを失ってしまった感じはあるが、こういう画質だったなぁと懐かしくなる黄ばみ具合で哀愁。(写真をクリックすると原寸大で見られます。補正はしていません)
ペンタックス Optio H90
2010 年で記念撮影。
9 年でこの進化、1210 万画素だ!
画素数は向上したものの、全体的にちょっとぼんやりしている。解像度は 4000 × 3000 ピクセルだが、カタログ上の数値に技術が追い付いていない感じはある。
ガラケー
2019 年で記念撮影。
さらに 9 年でここまで進化!と言いたいところだが、このガラケーは 2011 年発売で 810 万画素。
でも、なんか色合いが素敵。
ソニー独自の裏面照射技術を採用した CMOS センサーとやらで、うす暗いところでも明るく美しい写真が撮れるらしい。
結論
ガラケーでええ。