1 月になると、年末の大掃除によって溢れたゴミがジャンク屋さんの店頭に並ぶだろうと思っていましたが、近所のジャンク屋さんはほとんど変化がありませんでした。
ジャンク品やゲームソフトなどを購入しないと当サイトのネタが無くなってしまいます。
ジャンク品をぶち壊す遊びを楽しみにしてくれている読者様がいらっしゃるのかどうかは分かりませんが、今回もジャンク品ではなく新品のガジェットをご紹介することになってしまったことをご了承ください。
[カシオ] 腕時計 スポーツギア タイドグラフ ソーラー W-S210H-1AJF ブラック
CASIO(カシオ)
ソーラー充電システム搭載、廉価で多機能な腕時計。
どうして腕時計が必要なの?
時刻なんてスマホで確認すればいいじゃない。などと思われがちですが、腕時計というものは古来よりステータスを示すアイテムとしても使われてきました。
初めてボーナスをもらったときに高級な腕時計を購入する、といった風習もまだ少しぐらいは残っているのではないでしょうか。
そんなステータスとしての腕時計は、腕に着けているだけで自信になったり、生活にゆとりが出来たりするものです。
でも、今回はそんな話、関係ありません。
ガジェット好きにはたまらない、CASIO の廉価で多機能な腕時計。
腕に着けると、子供の頃に憧れたハドソンの連射能力測定機能付き時計「シュウォッチ」だったり、セガのカード型ハイテク玩具「カードパワー」だったり、ボタンを押すと鉛筆削りが飛び出すハイテク筆箱なんかのワクワクが蘇ります。
どんな機能が付いているの?
CASIO の腕時計、スポーツギアシリーズは、その名のとおりスポーツをする人に特化した機能を搭載した腕時計です。
水泳だったら 20 気圧防水仕様のもの、ウォーキングだったら歩数計搭載のもの、登山だったら気圧計、高度計、温度計搭載のものなど、ジャンルに合わせて様々な種類が用意されています。
そんな中でも異彩を放つ、釣り人向け腕時計 W-S210H-1AJF を購入してみましたので、紹介していこうと思います。
電池いらずの「タフソーラー」
腕時計を使おうと思ったら電池切れ、なんてよくあるシーンです。電池交換のためにお店に持っていくのも面倒ですし、自分でやるにしても壊してしまわないか不安です。
W-S210H-1AJF はソーラー充電システム「タフソーラー」を搭載ということで、電池をいれなくてもソーラー充電で動作する仕組みになっています。
ソーラー充電が搭載されている腕時計なんて、どうせお高いんでしょう?と思いきや、Amazon で 3 千円そこそこで買えるという驚きの安さも魅力的です。
説明書によるとソーラー充電は晴れた日の屋外だと約 5 分の充電で 1 日安定して使用できるようです。
また、暗いところに放置するとスリープ状態となり自動的に節電してくれるので、普通に使用するぶんには何も考えなくても電池が切れることはなさそうです。
開封した直後は、すでにフル充電でスリープ状態になっており、光を当てるとすぐに動作し始めました。
潮汐がわかる「タイドグラフ」
釣り人に嬉しい、潮の満ち引きが分かるタイドグラフと、月の形がわかるムーングラフが搭載されています。
タイドグラフは潮の状態が満潮から干潮まで 6 段階、潮回りが大潮、中潮、小潮の 3 パターンで表示されます。
現在の潮の状態は点滅で表示されます。また、任意の日時の潮の状態を表示することもできます。
ムーングラフは白い部分が月の形、黒い部分が月の影となっています。写真の状態ですと満月より少し右下が欠けていますね。
タイドグラフは初期状態ですと、東京 (芝浦) を基準にしたデータが設定されていますが、設定したい場所の近くの満潮時刻をインターネットや新聞などで調べて入力することで任意の場所に変更することができます。
設定のときのワンポイントですが、1 日に 2 回の満潮がある場合は、最初の満潮時刻にあわせれば良いようです。
なお、本器で表示される情報は、航海の用に供するものではありません。と取扱説明書に注意書きがありますが、スマホアプリをはじめ、インターネットで得られる潮汐表などの多くは航海に使用できないことになっていますので、その点はご注意ください。
水に濡れても安心の防水機能
もちろん防水機能も付いています。WATER RESISTANT 10BAR ということで、洗顔、雨、水仕事、水泳、ウインドサーフィン、素潜りまで行けるらしいです。
私の場合は、釣りで使うので防水性としては十分すぎるレベルです。
高級な腕時計だとあまり釣り場には持って行きたくありませんが、これなら気にせずガンガン使って釣りを満喫できそうです。
タイドグラフもバッチリ使えました!上げ 3 分・下げ 7 分もすぐにわかりますし、満潮時刻に警戒できるので安全面でも役立ちますね。
日常にも便利なその他の機能
ワールドタイム、アラーム、ストップウォッチ、タイマー、ライトなどの基本的な機能は一通り揃っています。
残念ながら電波時計としての機能は搭載されていませんので、時刻合わせは手動で行う必要がありますが、一応、購入時の状態で時刻はすでに設定されていました。
その質感と着け心地はどう?
バンドは樹脂製で柔らかいです。G-SHOCK ほどの頑丈さはなさそうですが、そのぶん手首にフィットして着け心地は快適です。
バンドの穴の間隔は標準的、結構奥のほうまで穴が開いているので手首が細いかたやお子様でもしっかり装着できると思います。
留め具も樹脂製ですから、強度に若干の不安は残ります。
本体の強度としては、日常における軽いショックや軽い運動には十分に耐えられるようですが、耐衝撃構造ではないため G-SHOCK ほどの頑丈さはないとのことです。
バンドの付け根にデザインのためと思われるデコボコがあるため、ループ (輪っかの部品) はそれ以上、本体側に移動できません。
そのため、手首の細いかたが留め具を一番奥に近い穴のあたりで使用した場合、ループの位置を好みの位置まで移動できないケースがあるかもしれません。
実際、私は手首が細いので、デコボコが邪魔だなぁと思いました。一応、装着はできるんですけどね。
釣りやウォーキングに行くときなど、1 日中着けっぱなしにしてみましたが手首が痛くなったり疲れたりすることはありませんでした。
サイズ感は G-SHOCK よりも小さ目でデザインもシンプルなので、G-SHOCK のゴツゴツした感じが苦手なかたでもスポーツギアはいけるかもしれませんね。
結論
ソーラー充電搭載の腕時計としてはコストパフォーマンスの高い商品だと思いますが、スポーツギアというシリーズの性質上、そのジャンルのスポーツをしない人にとっては魅力がほとんどないというところが欠点でしょうか。
私は、潮汐表を確認するのに魚を触った指でスマホを操作するのはイヤだなぁと思って、冊子の潮汐表を携帯していたのですが、これはこれで水がついてフニャフニャになってしまうんですよね。
そんなとき、この腕時計を見つけまして、「こんなに便利なものがあったなんて!」と感動したのと同時に、ハイテク玩具に憧れていた子供の頃のワクワクを思い出し、速攻でポチってしまいました。
そういうわけで、腕時計というアイテムはステータスとかじゃなくて、楽しいガジェットとして使いたいですね。
ところで、釣りってスポーツなのでしょうか?
[カシオ] 腕時計 スポーツギア タイドグラフ ソーラー W-S210H-1AJF ブラック
CASIO(カシオ)
釣り人に嬉しい、潮の満ち引きが分かる腕時計。
シューティングウォッチ
ハドソン
時計です。と言って学校に持って来て怒られる子、いましたよね。